季節ごとの星空観察はどう計画する?

· Avinash Kumar

Sky Map は iPhone 用のアプリで、表示は日本語に対応しています(ほかに英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語など13言語)。

先に結論を書くと、まず季節の目印になる明るい星座を1つ決め、そのうえで月明かりと天気で夜を選ぶのが効率的です。以下は日本で夜9時から10時ごろに見える空の目安です。

なお、私は最後に紹介する Sky Map の開発者です。その点を踏まえて読んでください。

季節ごとの主役

冬:1年でいちばん明るい星が多い季節です。三つ星が並ぶオリオン座、赤いアルデバランとすばるのあるおうし座、カストルとポルックスのふたご座、そしてオリオン座の左下に、夜空でいちばん明るい恒星シリウスがあります。ベテルギウス、シリウス、プロキオンを結ぶと「冬の大三角」です。

春:南の空にしし座が昇り、頭の部分は「?」を裏返した形に見えます。北斗七星が高く、柄のカーブを延ばすとオレンジ色のアークトゥルス、さらにスピカへたどり着きます。これが「春の大曲線」です。

夏:ベガ、デネブ、アルタイルの「夏の大三角」が頭上近くに来ます。暗い場所では天の川がその中を流れ、南の低い空にはさそり座の赤いアンタレスが見えます。

秋:明るい星は少なめで、少し根気がいります。「秋の四辺形」(ペガスス座)からアンドロメダ座へ、北の空にはカシオペヤ座のW字が高く見えます。

観察する夜の選び方

  1. 月を確認します。明るい月は淡い星を隠すので、天の川や星団を見るなら新月前後が向いています。
  2. 天気と時刻を確認します。雨上がりで空気が澄んだ夜は、星がくっきり見えやすくなります。
  3. 季節ごとに目標を1つ決め、最初にそれを見つけます。冬なら冬の大三角です。
  4. 流星群のように毎年ほぼ同じ時期に来る現象を、あらかじめ調べておきます。

アプリが役立つところ

Sky Map は、カメラの映像に現在の星空を重ねて表示し、88星座すべてに見つけ方のヒントが付いています。天文カレンダーには流星群、日食・月食、春分・秋分などが載り、「今夜の空の状態」では雲量、湿度、観察に良い時間を確認できます。アプリは無料でダウンロードでき、AR表示も無料、一部の機能は有料です。

あわせて読みたい:流星群・月食・日食、星座の見つけ方、十二星座を夜空で探す

よくある質問

なぜ季節によって見える星座が変わるのですか?
地球が太陽のまわりを回るにつれて、夜側が宇宙の別の方向を向くからです。星は毎晩約4分ずつ早く昇り、1か月でおよそ2時間の差になります。
南半球でも同じ星座が見えますか?
見え方が違います。季節が逆になり、星座の向きも反対になります。オーストラリアではオリオン座は夏の星座で、日本から見る姿と比べると逆さまに見えます。

Sky Map 星空ナビ

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