今夜、星を見るのに一番いい時間は?

· Avinash Kumar

Sky Map は iPhone 用のアプリで、表示は日本語に対応しています(ほかに英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語など13言語)。

先に結論を書くと、天文薄明が終わったあと、月が地平線の下にあるか細い三日月のころ、雲が少なく空気が乾いた夜が星を見るのに一番です。時計の時刻よりも、暗さ・月・天気の3つが大事です。

なお、私は下で紹介する Sky Map の開発者です。その点を踏まえて読んでください。

1. 本当に暗くなるのを待つ

日没後、空はいくつかの薄明の段階を経て暗くなります。完全に暗くなるのは、太陽が地平線の下18度まで沈んで天文薄明が終わったときです。場所や季節によっては、日没から1時間半以上かかることもあります。明るい惑星や星はもっと早く見えるので、まずそれらから見始め、暗い天体はあとに回すとよいでしょう。

2. 月の位置を確かめる

夜空でいちばん強い光は月です。明るい月があると、天の川や暗い流れ星はかき消されてしまいます。月の出は毎日遅くなるので、満月の数日後なら、月が昇る前の宵の早い時間に暗い空を楽しめます。最も暗い夜になるのは新月前後の1週間です。月そのものや惑星を見るなら、月齢はほとんど気にしなくてかまいません。

3. 雲と湿度を見る

昼間はほとんど気にならない薄い雲でも、夜は多くの星を隠します。湿度が高いともやがかかり、地平線近くの星が暗く見えます。いちばんよく見えるのは、前線が通り過ぎたあとなどの、晴れて乾いた夜です。

出かける前の2分チェック

  1. 今夜、天文薄明が終わる時刻を調べる。
  2. 月齢と、月の出・月の入りの時刻を確かめる。
  3. 夜の雲量と湿度を見る。
  4. 外に出たら、見え方を判断する前に20〜30分ほど目を暗さに慣らす。

アプリが役立つ場面

Sky Map の「今夜の空の状態」では、雲量、湿度、観察に向いた時間を確認できます。惑星の見える時間帯のタイムラインで、どの惑星がいつ見えるかが分かり、天文カレンダーには流星群や日食・月食などの現象がまとめられています。基本の星図はオフラインでも使えます。Sky Map は無料でダウンロードでき、AR表示も無料、一部の機能は有料です。

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よくある質問

満月の夜は星空観察に向いていませんか?
天の川や暗い流れ星を見るには向きません。月の光で空全体が明るくなるためです。月そのものや明るい惑星、明るい星を見るなら、あまり影響はありません。暗い天体を見るなら新月前後の1週間が最適です。
真夜中を過ぎてから見たほうがいいですか?
必ずしもそうではありません。天文薄明が終われば空は十分に暗くなり、それは真夜中よりかなり前のこともあります。月の入りが遅い日や、明け方に極大を迎える流星群のときは、遅い時間のほうが有利です。

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