ADHDの時間管理には音声時計と視覚タイマーのどちらが合う?
· Avinash Kumar
Voice Clock は iPhone と Apple Watch で使えます。アプリの表示は日本語に対応しています(ほかに英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語など)。
先に結論を書くと、1つの作業の長さを区切るなら視覚タイマー、時計を見ること自体を忘れるなら音声時計が向いています。どちらが優れているかではなく、役割が違います。
なお、私はこの比較に出てくる音声時計(Voice Clock)の開発者です。その点を踏まえて読んでください。
視覚タイマーが向いている場面
赤い円や棒が減っていくタイマーは、作業の長さがはっきりしていて、そばにいられるときに力を発揮します。20分の片付け、勉強の1コマ、料理の1工程などです。ひと目で残り時間が分かります。
一方で、動き回っているとき、ヘッドホンをしているとき、そもそも見るのを忘れるときには役に立ちにくくなります。過集中のときがまさにそうで、タイマーは時間どおりに終わっても、誰も気づかないことがあります。
音声時計が向いている場面
音声時計は、こちらから見に行く必要がありません。シャワー中でも、運動中でも、作業の途中でも向こうから知らせてくれます。Voice Clock には、この使い分けに対応する2つのモードがあります。
- 時計に合わせるモード:「15分ごと」は9時、9時15分、9時30分。実際の時刻が分かるので、予定の前に便利です。
- 間隔モード:「15分ごと」は「スタート」を押してから15分後、30分後、45分後。作業時間を区切る、しゃべるタイマーのように使えます。
Apple Watch では読み上げの前に振動が来るので、騒がしい場所でも気づきやすくなります。
どちらにも限界がある
タイマーは見なければ役に立たず、読み上げは聞き流してしまえば意味がありません。1週間ずつ両方を試し、実際に反応できたほうを残すのが確実です。Voice Clock は無料でダウンロードでき、一部の機能はサブスクリプションが必要です。
あわせて読みたい:ADHDでアラームが効かなくなる理由、経過時間を読み上げるタイマー、ADHDの時間管理
よくある質問
- 両方を同時に使ってもいいですか?
- はい。音声時計で1日の中の現在地を確認し、視覚タイマーで1つの作業の長さを区切る、という分担がおすすめです。それぞれの役割をはっきりさせておくのがポイントです。
- 職場で読み上げの声が気になる場合は?
- イヤホンか Apple Watch を使ってください。Apple Watch では時刻の前に振動で知らせるので、周りに気づかれにくくなります。
音声時計(Voice Clock)
好きな間隔で時刻を読み上げる、iPhone と Apple Watch 用の音声時計アプリ。
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