日本語学習者は漢字をいくつ覚えればいい?
· Avinash Kumar
Kanji Mnemonics は iPhone・iPad 用です。表示言語は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語で、日本語表示はありません(日本語を学ぶ人向けのアプリです)。
先に結論を書くと、一般的な文章を読むときの基準は常用漢字の2136字です。ただし学習者が最初から全部を目指す必要はありません。数百字で簡単な読み物が読めるようになり、2000字前後で日常の文章の大部分に対応できます。そして漢字の数だけでは読めるようにはなりません。文が分かるかどうかは、語彙と文法で決まります。
なお、私は下で紹介する Kanji Mnemonics の開発者です。その点を踏まえて読んでください。
実際にある数字
- 常用漢字:2136字。 一般の社会生活で使う漢字の目安として、2010年に改定された表です。新聞や公文書はおおむねこの範囲で書かれ、表外の字にはふりがなが付くこともよくあります。
- 教育漢字:1026字。 小学校6年間で学ぶ漢字です。
- JLPT:公式リストはなし。 よく見る「N5で約100字、N4で約300字、N3で約650字、N2で約1000字、N1で約2000字」という数字は、2010年以前の試験や教材に基づく目安です。おおよその参考として扱ってください。
字数ごとにできること
最初の100字ほどで、数字、曜日、日付、多くの標識が読めるようになります。数百字あれば多読用の読み物や簡単なメッセージが読めます。1000字から2000字のあたりで、辞書を引きながらではあっても日常の文章の大部分に手が届きます。英語圏の学習者が集まる r/LearnJapanese などでも、上級者は「漢字を知っていることと、その漢字を使った単語を全部知っていることは違う」「大事な語の多くはかなで書かれる」とくり返し指摘しています。
学習者と目標を立てるときは
- 総字数ではなく、読みたいものから目標を決めます。JLPTが目標なら、レベル順に進めます。
- 漢字と語彙をセットで教えます。2つか3つの実際の単語の中で出会った漢字のほうが定着します。
- 早い段階から読ませます。多読用の読み物や短い記事を読むと、その学習者にとってどの漢字が大事かが見えてきます。
アプリの役割
Kanji Mnemonics は JLPT の N5 から N1 までを扱い、1字ごとにキーワード、ストーリー、絵を1つずつ用意し、読み方と例語も表示します。両方向のフラッシュカード、「今日の漢字」ウィジェット、レベルごとの進み具合で、目に見える目標に向かって進めます。オフラインでも使えます。アプリの表示は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語で、日本語表示はありません。レッスン1は無料で、Pro はサブスクリプションか買い切りです。
あわせて読みたい:JLPT N5 の漢字一覧、N4・N3 の漢字、JLPT 漢字対策のスケジュール
よくある質問
- JLPTには公式の漢字リストがありますか?
- ありません。2010年に試験が改定されてから、JLPTは公式の漢字リストや語彙リストを公開していません。レベルごとの字数は、旧試験の出題基準や教材をもとにした目安です。
- 学習者に常用漢字をすべて覚えさせる必要がありますか?
- 多くの学習者には必要ありません。読みたいもの、受けたい試験によって必要な字数は変わります。まず目標を決め、その目標に必要な漢字と語彙から進めるほうが続きやすくなります。
Kanji Mnemonics
JLPT N5〜N1 の漢字を、絵本のような語呂合わせで覚える学習者向けアプリ。
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