音読みと訓読みの違いはどう教える?
· Avinash Kumar
Kanji Mnemonics は iPhone・iPad 用です。表示言語は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語で、日本語表示はありません(日本語を学ぶ人向けのアプリです)。
先に結論を書くと、音読みは漢字と一緒に中国から伝わった読み方、訓読みは漢字の意味に日本語の言葉を当てた読み方です。学習者には「漢字1字だけ、または後ろにひらがなが続くときは訓読み、漢字が2字以上並ぶ熟語は音読み」という目安から教え、例外は単語の中で覚えさせるのが現実的です。
なお、私は下で紹介する Kanji Mnemonics の開発者です。その点を踏まえて読んでください。
2種類の読み方
食を例にすると、訓読みは「食べる(たべる)」、音読みの「ショク」は「食事」「食堂」に出てきます。同じ字、同じ意味でも、単語によって音が変わることを最初に示すと、学習者は読み方が複数ある理由を理解しやすくなります。
音読みが複数ある漢字が多いのは、時代の異なる中国語の発音が伝わったためです。また、関連する意味ごとに訓読みが複数ある漢字もあります。
見分け方の目安
- 漢字+ひらがな(送りがな):「食べる」「高い」など。ほぼ訓読み。
- 漢字1字の名詞:「山(やま)」「水(みず)」など。たいてい訓読み。
- 漢字2字以上の熟語:「食事」「高校」など。たいてい音読み。
教えておきたい例外
音と訓が混ざる熟語もあります。日本語にはそれぞれ名前があり、音+訓の「重箱読み」(台所など)と、訓+音の「湯桶読み」(湯桶そのもの)です。「手紙」のように訓読みだけでできた熟語もあります。目安はあくまで最初の推測であって、規則ではないことを伝えておくと、例外に出会ったときに学習者が混乱しにくくなります。
読み方で行き詰まらせないために
- まず意味と形を覚えさせる。見て分かる漢字のほうが、音を結び付けやすくなります。
- 読み方はよく使う単語から足していく。新しい単語1つが、文脈つきの読み方を1つ教えてくれます。
- 単語から読み、読みから単語の両方向で復習させる。
アプリの役割
Kanji Mnemonics は、1字ごとに意味を覚えるためのキーワード、ストーリー、絵を1つずつ用意し、読み方と例語も表示するので、実際の語彙の中で音に出会えます。両方向のフラッシュカード、「今日の漢字」ウィジェット、N5 から N1 までの JLPT レベルごとの進み具合で、学習を続けやすくしています。オフラインでも使えます。アプリの表示は英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語で、日本語表示はありません。レッスン1は無料で、Pro はサブスクリプションか買い切りです。
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よくある質問
- 学習者に漢字の読み方をすべて覚えさせるべきですか?
- その必要はありません。実際に出会う単語を通して読み方を覚えさせるほうが効果的です。読み方が5つ載っている漢字でも、よく使う語ではそのうち1つか2つしか使わないことが多く、語彙を増やせば自然に身に付きます。
- 辞書で音読みがカタカナで書かれているのはなぜですか?
- 音読みはカタカナ、訓読みはひらがなで示すのが一般的な表記の習慣だからです。学習者にもこの習慣を伝えておくと、どちらの読みかを一目で判断できるようになります。
Kanji Mnemonics
JLPT N5〜N1 の漢字を、絵本のような語呂合わせで覚える学習者向けアプリ。
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